お墓を用意するタイミングはいつ?

お墓を用意するタイミングはいつ?

お墓を購入するタイミングは、1周期を目安にする場合が多いですが、その場合でも工事期間に2カ月かかりますので、それを見越して墓所の調査や見学を行いましょう。中にはあるメリットを見越したり、価値観などから生前に購入する方もいらっしゃいます。

お墓を建てるタイミングは一周忌を目安にする。お墓を決定するのはその2か月前までがベストです。

お墓を建てる時期に法的な制限はありません。

ただし、慣習として多くの方は1周忌を目安に建墓なさいます。

あるメリットのために生前にお墓を建てる方もいらっしゃいます。

1つずつ見ていきますので、興味のある部分をお読みください。

・建墓は1周忌が目安
・なぜ生前に建墓する人もいるのか
・墓地だけを買って墓石は買わない人も

建墓は1周忌が目安

もしお墓があるのであれば、四十九日に納骨するのが慣習です。

お墓がない場合でも急げば四十九日までにお墓を建立することは可能です。

しかし、お墓を買うというのは大きな買い物になりますし、大切な方が亡くなられてすぐには心も乱れていることが予想されるため、大きな決断をしないほうが良いということもございます。

ですので、多くの方は1周忌を目安にお墓をご用意します。

お墓の工事期間は打ち合わせなども含めて2か月を見ておけば問題ありません。

それまでの間は、頃合いを見てお墓をリサーチしましょう。

どんなお墓があるのか、どんな場所にあるのか、どのくらいの費用が掛かるのか、墓所の管理規則は受け入れることができるかということを行います。

チラシやホームページを見て調べて現地見学をするので、ちょうど引っ越す家を探す時と同じような行動になります。

なぜ生前に建墓する人もいるのか

生前にお墓を建立しておく方の多くは、

・子供に手間をとらせたくない
・自分のお墓を自由に用意したい
相続税がかからないと聞いたので

などなどの理由がございます。

特に最近では相続税も増税の動きにあるので、それを見越して事前にお墓を購入なさる方もいらっしゃいます。

祭祀財産

墓地、墓石、仏壇などは祭祀財産と定義されており、生前に購入しておくことでお墓を子供に受け継いでも相続税の対象になりません。しかし、亡くなってから遺族が遺産などで用意する場合は、遺産に対して相続税がかかるので、その分を差し引いた額から建墓資金をねん出することになります。

このように現実的な理由から生前にお墓を購入する方もいらっしゃいます。

また、諸説ありますが生前にお墓を建てる行為は縁起が良い行いとされているため、とくに嫌悪感を抱く方は少ないようです。

むしろ「自分のお墓を時々自分で掃除する楽しみができました」というお客様もいらっしゃいます。

生前にお墓を用意するという事は、皆さんの価値観や状況次第ですので、何が正解というわけではありません。

墓地だけを買って墓石は買わない人も

中には、永代使用料だけを払って墓地を確保しておき、墓石は後回しという方もいらっしゃいます。

特に好立地にある墓所の場合は、非常に人気なのですぐに売り切れてしまいます。

そのため、墓石工事費を工面する前に墓地だけでも押えておこうという一時的な処置です。

多くの墓所では、墓地を購入しからいついつまでに墓石工事に着手することという規定がございますので、
ご注意ください。

あくまで一時的な処置として認識しておきましょう。