【お墓の用語集】両家墓とは

両家墓について。

まずお墓の歴史としては、鎌倉時代より仏教が多く普及し始め、

お墓も個人墓や夫婦墓が、主流でしたが、明治以降、家制度が確立され、

お墓は家単位となり、先祖代々墓や家族墓に変化して、戦後は、民営の霊園が

開設され、現在では寺墓地だけではなく、公園型の墓地が普及されてるようです。

そこで、両家墓が増えた要因として、少子化が挙げられると思います。子供が

女性だけの場合、結婚後ご主人の姓になり、今までの親の苗字が、途絶える事となるため

ご主人、特に次男、三男の場合新たにお墓の費用が、必要になる為それを避けるために、

女性の親の姓と、ご主人の姓を並べて、両家墓として二家の霊と新たな霊をお守りできるお墓として、

継承されるようになります。お墓の継承は親子の場合は、苗字が変化しても、ご主人の

名前で、持ち続けることが可能なため、両家墓として、管理出来ることと成ります。

寺墓地の場合は、被相続人の指定があれば、遺族ではなく友人でも、継承することに問題はありませんが、

家族の同意書が必要になります。その際後のトラブルを防ぐ意味でも、公正証書を作成して、取り交わすことが、

大事なことと思われます。尚、公営霊園では継承者は、親族と決められている為、両家墓として、絶えないように、

お守りをし、管理をしてるようです。