【石材店スタッフコラム】 お墓購入における家族との調整

お客様からの声をご紹介します。

お墓を購入するきっかけとなったのは、祖父母がすでに高齢でありそろそろお墓が必要かと考えたことでした。もともと先祖代々のお墓はあったのですが、祖父が母屋から独立したため母屋のお墓に納骨させて欲しいというわけにもいかないということで、新たにお墓を作る結論に至ったという経緯です。 

そう思い立ってからお墓の購入について家族で話し合うこととなり、祖父母に対してもお墓を購入しようと思うという話を持ちかけたのですが、高齢とはいえまだ元気である祖父母はその提案に対して「早く亡くなれということか」とそれぞれ激怒するという事態に発展してしまいました。

しかし、年齢も年齢なので万が一のことがある可能性や、もしそのようなことになり法要をする際にお墓が無ければ、集まってくれる親戚の前で恥をさらしてしまうということなどを家族全員で説得して、しぶしぶではありますが祖父母に納得してもらいました。

それから墓所と墓石業者選びを始めました。休みの度に父と私が霊園や寺院、墓石業者を回って話を聞いては、家に帰ってその情報を祖父母に伝えて意見を伺うという方法で話し合いを進めました。

お墓の購入は通常でもすぐに決まる事ではない上に、こだわりが強い祖父母であったということもあり、かなりの労力を要してしまいました。
 
それぞれの家庭によるとも思いますが、将来にそなえてという意味で家族がまだ全員健在の状況でお墓を購入するという場合でも家族への同意を求めるなど、心情的な意味合いでも大変であることを感じてしまう出来事でした。